今回ご紹介致します映画は、『バーバリアン怪奇映画 特殊音響効果 製作所』。
あ、はい、これが全て映画のタイトルです。
長いですね……§(・ω・;§
かなり癖のありそうな映画ですが、さくっと内容とレビューをしてゆきます。
主人公は、イギリスから来たイタリアのスタジオに来た特殊音響効果のスタッフ。
来たばかりで右も左も分からない状態なのですが、受付の女性には冷遇されます。
そうこうしている内にスタジオに呼ばれるのですが……
乗馬の映画だと聞いていたのに、ガチ・グロ・ホラー。
……はい、騙されていたようです。§(・ω・`§
確かに「乗馬」をする女性は出てくるようなのですが、内容はグロに次ぐグロ。
なんだか女学生が魔女の秘密を暴いてしまったとかで、うっかり魔法の書を読んでしまい、
魔女が復活し、拷問死した魔女たちの無差別な殺戮が始まる!!
みたいな内容。
でもこの映画の面白いところは、
「この音って、どうやって取っているの?」
というのを、見せてくれる(それが主題)ところですね。
たとえば、メッタ刺しやぐちゃぐちゃにされるシーンはスイカを切ったり潰したり。
ザクリと刺すシーンは、キャベツをナイフで刺します。
火かき棒を突っ込むシーンは、熱したフライパンに水をかけるジューッという音。
あとは、熱湯で溺れるシーンなど、水をじゃぶじゃぶしながら、
別のスタッフがコップの水をストローで息を吹き込んでごぼごぼという音を立てます。
こういうのが垣間見れるのが、ちょっと面白かった。
そして、台詞も全て後取りのようですね。
特に、女性の叫ぶシーンのテイクが何度も続きます。
しかし何度やってもイマイチな叫び声しかできない女優シルヴィア。
ついには喉を傷めてしまいます。
慣れない環境や、グロ耐性がない主人公はどんどん参っていきます。
ついには監督に「もう辞めさせてくれ」とまで言いますが、結局続けることに。
彼の唯一の慰めは、母からの手紙でした。
初めの手紙は、屋根に小鳥が巣を作ったこと。
次の手紙には、小鳥のひなが可愛いこと。
そんな小さな平和的話題が、彼を支えていたのです。
しかし、彼が一人で夜仕事をしていた時、
唐突に女優シルヴィアが「もう一度叫ばせて」とスタジオにやってきます。
今度は迫真の演技を見せるシルヴィア。
演技が終わった後、シルヴィアは監督の慰み者にされていたことを打ち明けます。
そしてその翌朝、主役女優たちの音声テープがぐちゃぐちゃにされ、シルヴィアが消えます。
これがシルヴィアの監督に対する、最高の復讐だったのですね。
監督たちは慌てますが、すぐに代わりの女優で撮り直すことに。
母からの手紙。
「小鳥のひなが首をもぎ取られ羽をむしられて死んでいました。」
なぜか、代役の女優がそれを台詞として読んでいます。
そして、唐突に、エンディング。
な、何が何やら……???(; ・`д・´)
グロ耐性がない音響スタッフが、ちょっとずつ精神崩壊しちゃっていく系の話?
映像とかは面白かったのですが、山という山もないですし、意味合いも落ちもないです。
うーん、なんだか不思議な作品でした。
それでは、またの機会に。
ご機嫌よう、皆様…§(´ω`*§
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