皆様、ご機嫌よう§(´ω`*§
今回ご紹介するのは『FEAR ITSELF』という短編集の『コミュニティ』という作品。
短編映画としては、とても完成された作品だと思います。
グロテスクではないのですが、狂気なホラーがあります。
それでは、今回もネタバレを恐れずにストーリーやレビューを書いていきます。
まず、主人公は若い夫婦です。
奥さんは子供を作ることを望んでいますが、家が狭いという理由でできません。
そんなところに、友人夫妻から「望み通りの家がある」という紹介を受けます。
その家というのは、特殊な地域にあります。
まず、「子供を作る」というのが条件での入居になります。
そしてその地域というのは、地域全体が家族同然で付き合う、一見温かな場所です。
夫婦は早速入居してしまいます。
しかし、徐々に地域の異常さに気づきます。
まず、隣人が異常に優しい。
そして地域の人々が異常に絡んでくる。
それだけなら良かったのですが……
夜に旦那がTVを見ていると、自分たちの寝室が映ります。
なんと、寝室にカメラが取り付けてあったのです。
そして、向かいの家の寝室が映ります。
そこでは、その家の妻と他の男性が不倫しているところが、そしてそれが妨害される。
次の日、住民集会が開かれ、その不倫のことが問いただされます。
不倫はコミュニティを害する行為であるから、その罰を受けなければならないと決まります。
その罰というのは、当事者たちが自分で決めるのだそうです。
そして、不倫をした妻は、豚のマスクを被って、住人たちにゴミを投げられる処刑を受けます。
さすがに異常性に危険性を感じて街を出ようとする主人公たちですが、
入居の際に「6ヶ月以内に子供を作る」「転居する際は財産を差し押さえる」と書いてありました。
それによって簡単には転居できなくなります。
しかも、この街では住人の全てが仲間意識によって繋がれているのです。
周りが全て異常――いや、少数である自分たちが「異常」なのか?
しかし旦那の焦りとは裏腹に、妻の方は「子供を授かれる素敵な場所!」とキラキラ状態。
妊娠も決まり、妻はこの街がすっかり気に入ってしまったようです。
しかし、やはり旦那は街からの脱出を考えます。
そのために、この街を紹介した友人夫婦に協力を頼み、妻を逃がすのですが……
なんと、住人によって捕らえられ、自白剤まで使われてしまいます。
しかし、隣人のおじさん(クリスマスパーティの際に片足義足だったことが判明)が
コミュニティの主力女性を殺し、主人公を助けてくれて、なんとか逃げ出そうとします。
しかし、そこに友人と妻が車でやってきます。
主人公旦那「なんで来た?!」
妻「だって、ここは素晴らしい場所だもの(焦点の定まらない目」
友人「そうだよ、ここはとてもいい場所じゃないか(焦点の定まらない目」
エンディングは、妻と子供が新しい隣人を迎えるところです。
妻は子供と幸せそうに暮らしています。
そして、それを見つめる両足を切断されて車椅子に乗る旦那の姿。
ううん、非常に怖い!
こういったささやかな(?)集団狂気が怖いと、わたくしは感じます。
特に、ラストのシーン、切断される経緯は全くなく、いきなり車椅子のシーン。
これは怖かったです……
これは短編集ですので、他にも話があります。
それでは、皆様ご機嫌よう。
またの機会にお会い致しましょう§(´ω`*§
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