2014年4月14日月曜日

【メイドの映画鑑賞】『タタリ』レビュー






皆様、ご機嫌麗しく §(´ω`*§

本日ご紹介するのは『TATARI』です。
和名はタタリなのですが、英名は勿論違います。

この作品はアミューズメントとしても面白いですし、結構悪霊の描写が怖めです。
和製ホラーかな? と思うような幽霊的な(顔面真っ白、目と口真っ黒)顔もあれば、
ハリウッド御用達のグロ描写(顔面から頭蓋骨の中身をえぐり取られる等)もあります。





まず登場するのは、癖のあるアミューズメント系列の社長。
そして、美人ではあるが社長を殺そうとしている(冗談で?)妻。

その妻の誕生日パーティに、廃施設に客を呼ぶところから始まります。

なんと、その場所は、元隔離精神病棟
元は人格者だった医師によって、かなり残虐な『治療』が行われた場所でもあります。

生きたまま冷水にドボンされたり、
麻酔なしで意識があるままに切開されたり、
生きたままに焼却炉に入れられたり、
はたまた電気ショックを浴びせられたりと、かなり古風かつ残忍な治療?が行われていました。

しかし、そんな医師の『治療』は患者たちの反乱によって終わります。
患者たちは医師や看護婦を捉え、自分たちがされたように手術室で好き放題。
結果、医師は施設を全封鎖し、火を放って全ての患者を焼き払うことにしました。

というのが、過去のお話。

一方、現代では社長や妻が呼んだ客とは全く違う客が、パーティ会場である施設を訪れます。

そこで、客たちは夜明けまで生き延びたら賞金を渡す、という社長の提案を聞きます。
そんなことは何でもないと笑う客たち。

しかし、そこで施設が強固な鉄板によって封鎖されます。
客たちは、当然社長の演出だと思い、社長は自分の演出ではないので妻の演出だと疑います。
が、どちらでもないのです。
この施設の管理人であった男は「この施設は生きている」としきりに絶望しています。

なんと、この施設は悪霊の棲家となっていたのです。
数十年前に非望の焼死をしてしまった患者たちの……

そして、次なる展開。
当時の『患者』と、『医師』による虐殺が始まります。

何故そんなことが起こったかというと、実は参加者全員が過去に起こった
火災の生存者である看護師や医師の子孫だったのですね。
参加者名簿の時点で(不思議呪いパワーで)改ざんされていたのです。

次々と減っていく参加者たち。

そんな中、社長の妻も台に固定された状態で電気ショックを浴びせられて死んでしまいます。
悲嘆にくれる社長。
自分の命を狙ってくるような彼女でも、愛していたのですね。

しかし、実は彼女は生きています。
参加者の一人の医師とグルになって、仮死状態になっていただけなのです。
そうして、事故に見せかけて旦那である社長を殺したかったのです。
妻の方は、旦那を愛していなかったのですね。
手始めに、全ての裏を知っている医師を殺します。

一方、社長の方は嫌疑をかけられて拷問部屋のようなところに閉じ込められています。
しかし妻の策略によって、医師を殺した犯人に仕立て上げられます。
拷問部屋でほぼ廃人になってしまった社長は、上手く状況を説明できません。
それゆえに、参加者の女性から銃で撃たれてしまいます。

しかし、実は社長も生きています。
腹部に何か防弾チョッキになるような雜誌を貼り付けておいたのですね。
さすが、抜け目無い曲者です。

最終的に、施設や患者、そして医師の呪いめいたパワーによって減っていく参加者。
最後には黒人男性・白人女性・社長しか残りません。
そして、社長が屋上に脱出口があることに気づきます。

しかし、悪霊たちの追撃は止まりません。

最後に、怯える女性を、自らの命を顧みず突き飛ばして悪霊から守る社長。
それによって、女性は助かります。

しかし、すんでのところで脱出できなかった男性。
これを助けたのは、過去ここで看護婦をしていた先祖の霊でした。

命からがら逃げ出した二人。
そんな二人は、最後に封筒を見つけます。
それは、社長が「朝まで生き残った者に渡す」と言っていた小切手。

彼らは笑い、朝日を迎えてエンド。

文字で淡々と綴るとそんなに怖くないですが、見ている最中は「うわぁ」とか「わにゃー」
だとかのグロ、そして恐怖演出に対する感嘆の声が漏れてしまいました。

これは是非お勧めの映画です。
見てみてください。
きっと、「わにゃー」って言っちゃいますよ。(※たぶん言いません)


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